[2024年5月13日4時0分]

元俳優で花創作家の志穂美悦子(本名・長渕悦子)が、「鬼無里(きなさ)まり」の芸名でシャンソン歌手としてデビューすることが12日、分かった。

6月9日に東京・渋谷区の古賀政男音楽博物館けやきホールで開催されるエターナルソング・コンテストの授賞作品お披露目コンサートでデビューする。

志穂美は70年代から80年代にかけ、日本初の本格アクション女優として一時代を築いた。アクションだけでなく、演技力も高く評価された。

第8回日本アカデミー賞(85年)では、映画「上海バンスキング」(深作欣二監督)などの演技で、優秀助演女優賞を獲得した。当時、主演映画の主題歌などを『歌手』として歌った経験を持つ。

一方で20歳過ぎから、東京・銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」に出入りした。シャンソン歌手の金子由香利が大好きで、家で常にシャンソンを流し、「ろくでなし」や「サン・トワ・マミー」などを歌った。

87年に音楽家・長渕剛(67)と結婚し、芸能界を引退した。家庭を守り、育児などに専念した。その後、独創的に花を生ける花創作家として、精力的に活躍してきた。
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