スポニチ[ 2024年4月29日 16:34 ]
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◇東京六大学野球春季リーグ戦 慶大 2―1 法大 ( 2024年4月29日 神宮 )

<法大・慶大>延長12回、サヨナラ弾を放ち、歓喜の慶大の代打・渡辺憩(撮影・木村 揚輔)

 慶大の渡辺憩捕手(1年)が1―1の12回1死から代打でリーグ戦初出場。カウント3―1からのファーストスイングで左越えにサヨナラ本塁打を放った。

 あと2死で引き分けの投手戦を一振りで決め、勝ち点獲得。大仕事を果たした1年生は「ありがとうございます。もう何が起きたかわかんないですけど、もうすごい最高な気分です。思いきったスイングで真っすぐを叩いてやろうという気持ちでいきました。打った瞬間に“行ったかな”と思いました」と興奮した表情で振り返った。

 昨夏は正捕手として慶応の甲子園優勝に貢献。この試合では慶応で同学年のチームメートだった丸田が「1番・中堅」でスタメン出場。「僕たちが1年生ながら活躍することで、まさにチームも強くなると思いますし、フレッシュな気持ちで1年生で頑張ろうという風に話し合っています」と頼もしかった。

 一問一答は以下のとおり。

――打席に向かう前に堀井監督からは何と言われたのか。

 「特に言われていないんですけど、スリーボールの時も打っていけというサインが出たので、強い思いを持ってスイングしました」

――試合が終わった後の気分は。

 「はい。心の整理がようやくできて、凄いことをしたんだなっていう気持ちです」

――先輩たちからは。

 「よくやったというふうに声をかけてもらいました」

――まだ入学したばかりだが、慶大野球部は。

 「先輩方はとても優しい。とても楽しく野球ができているので、これからもノビノビやっていきたいと思います」

――明日以降に向けて。

 「法政戦は勝ち点取れたので、来週からも勝ち点取れるように頑張りたいと思います」