元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏がドジャース大谷翔平の〝今後〟を占った。

6日にユーチューブチャンネル「弁護士 若狭勝のニュース塾」を更新。

大谷をめぐっては元専属通訳の水原一平氏が違法賭博の〝胴元〟に少なくとも6億8000万円を大谷の口座から送金したとされる。
日本では大谷に同情的な報道が目立つが、米国では勝手が違うという。

若狭氏は動画冒頭で「大谷選手に対してアメリカ国内でアゲンストの風が吹いてくる恐れがある」と〝予言〟。「そもそも大谷選手、自分の口座をどのように管理していたのか。知らないうちに通訳が大金を送金しちゃったというのは、本当なのか?という素朴な疑問がアメリカ国内にある」と話した。

水原氏が〝悪目立ち〟したことで、大谷とドジャースの間で結んだ10年7億ドル(1000億円超)の超大型契約にも米国国民が関心を示しているという。

若狭氏は「実際は延期型契約ということで、年俸分の7000万ドル、100億円も一括で払われるわけではなくて、7000万ドルのうちの200万ドル、約3億円が払われるに過ぎない。報酬の分割払いということで、97%が後払い。ここにアメリカ国民が大谷選手のことを少しアゲンストの風で見ていく可能性が潜んでいる」と指摘。

続けて「10年経って払われる時に、今はカリフォルニアですけれど、10年後にカリフォルニア以外のところに行くと、カリフォルニア州には大金の税金が入って来ない。アメリカ国民からすると『税金逃れではないか』と(なる)。ある意味、節税なんですけど、税金逃れではないのか、と。アメリカは格差が激しい国なので、富裕層が得をするということだと、一般国民は反感を持つ人も少なくない。特に大谷選手は日本人であり、東洋人。アメリカ一般人の胸中は穏やかではない」と語った。

事実、5日(日本時間6日)のカブス戦に「2番・DH」で出場した大谷には、カブスファンから容赦ないブーイングが飛んだ。

さらにシカゴから南西に約2800キロ離れた大谷の古巣アナハイムにあるエンゼルスタジアムでも、ビジョンに大谷の姿が映るや大ブーイング。「LAタイムズ」のビル・ジェイキン記者は自身のX(旧ツイッター)に「かなりの数のファンからブーイングが起こった」と伝えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c093010ea0e9db76d5b626e0369599e68bddc0a4