将棋の第49期棋王戦五番勝負(共同通信社主催)は17日、栃木県日光市で第4局が指され、連覇を目指す藤井聡太棋王(21)=8冠=に伊藤匠七段(21)が挑み、後手番の藤井棋王が114手で勝利。対戦成績3勝1分けで初防衛を達成し、全タイトルの8冠をキープした。

過去3局は角を交換する戦型だったが、この日の藤井棋王は伊藤七段が誘導する角交換に応じず、定跡ではない難解な展開で勝負。徐々に主導権を握り、終盤は正確な指し回しで相手を1分将棋に追い込んだ。

今年度は全対局を終了。タイトル戦は持将棋(引き分け)をはさみ14連勝とし、年度勝率8割5分2厘(46勝8敗)で自己最高を更新した。

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2024.3/18 15:09 ZAKZAK