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2024年03月15日

マンガの実写化に関連する話題が「セクシー田中さん」問題以降、注目を集めている。人気作品であるほどファンの思い入れが強いため、キャスティングの段階で批判を浴びるリスクは高くなる。しかもなぜか業界内の評価が得づらいという面もあるようだ。なぜか。ライター・冨士見ネコが分析する。

山崎賢人さん1強問題。そう、実写化映画の話である。「キングダム」の人気を経て「ゴールデンカムイ」も満員御礼、次は「陰陽師」実写版でも主役を務めるそうだ。「ゴールデンカムイ」はWOWOWでの続編にも期待の声が高まっている。

「ONE PIECE」「幽☆遊☆白書」のヒットを経て、今度は「CITY HUNTER」だという。2次元キャラの再現度高過ぎ俳優として名高い鈴木亮平さんが満を持して登場、もちろん主人公の冴羽りょうという難役に挑む。タフでスケベでスタイルの良い色男。演じられるのは鈴木さんくらいだと、原作ファンからも納得の声が上がっている。

実写化されるほどの人気マンガに、キャスティングの賛否はつきものだ。今回は、野上冴子役の木村文乃さんが、「ちょっと冴子にしてはかれんすぎるのでは」とやり玉に挙がったようである。2015年の日本テレビのドラマ「エンジェル・ハート」で冴子役を演じたのは高島礼子さんだが、ぴったりだと絶賛されていた。冴子といえば峰不二子らと並んで「セクシーなキャラクターランキング」の常連。美人で肉感的な見た目はもちろん、クールで仕事のできる「女狐」っぷりを醸しだせる女優はそうはいない。

そう、これからの実写化に立ちはだかる壁は、山崎さん出ずっぱり問題ではなく、「色っぽいお姉さんキャラ」を説得力をもって演じられる若手女優不足問題ではないだろうか。
中略

美人で仕事もできるダイナマイトバディ。マンガではよくあるキャラだが、誰が演じるなら納得できるのだろう。もはや定番のフレーズとなったのが「若い頃の藤原紀香なら」である。それくらい藤原さんの登場はエポックメイキングであり、彼女以降、匹敵する存在感のある若手が続いていないということだ。それはなぜなのだろうか。
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