2024年03月15日 16:55 J-WAVE NEWS
https://news.j-wave.co.jp/2024/03/content-2863.html

東京スカパラダイスオーケストラの茂木欣一とフレデリックの高橋 武、2人のドラマーが「最高のドラマー」をテーマに、それぞれ影響を受けたドラマーや好きなドラマーについて語った。

2人が登場したのは、3月13日(水)に放送されたJ-WAVE『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。 (※中略)

■衝撃を受けたドラマーたち

続いて、2人が影響を受けた「最高のドラマー」をそれぞれ紹介。高橋は1人目に沼澤 尚の名前を挙げた。

高橋:沼澤 尚といえば海外ではチャカ・カーンとかボビー・ウーマックのツアーに参加していますし、国内でも本当に素晴らしいミュージシャンの方々とやっていますけれど、僕が沼澤 尚さんに衝撃を受けたのは、安藤裕子さんのバックで沼澤 尚さんが演奏されているライブを観に行ったとき。そのときシンバルの枚数が特別多かったわけではないけど、全部のシンバルが曲のキーに合って聴こえたんです。

あっこゴリラ:すげえ!

高橋:曲が変わっても、その曲のコードに合ってシンバルの音色が聴こえて「何じゃこれ?」って。当時、僕は20歳前後だったので、どちらかというと安易にドラムはメロディーのない楽器みたいな捉え方をしていた部分があったので、「なんで沼澤さんのドラムは、こんなに曲にハマって聴こえるんだろう」っていうのが入り口でした。そこからどハマりしましたね。

ここで高橋は「ちょうど沼澤さんが今の僕の歳くらいのときの曲」として13Catsの『If You Really Love Me~The River』を紹介。オンエアした。

一方、茂木が影響を受けたドラマーとしてザ・フーのドラマー、キース・ムーンの名前を挙げると、あっこゴリラが「そりゃそうだ!」と納得の様子。

茂木:キース・ムーンって破天荒でめちゃくちゃってイメージがあるんだけど、曲をこんなに生かしているというか、こんなに生命力を与えているドラマーもいないって思うくらい、ものすごいエネルギーを持ったドラマーだなって思う。

あっこゴリラ:世界でいちばん破天荒で有名なドラマーですよね。

茂木:ドラムセットもよく壊すしね。でも曲の理解度もすごいというか、めちゃくちゃ手数多いのにその曲のいちばんポイントになる「ここがツボでしょ」ってところは限りなく押さえる。キース・ムーンを聴いたときに「あ、そういうことをしていいんだ」と思えたんだよね。

中学3年の頃、進路でモヤモヤしていた茂木はキース・ムーンのドラムを聴いて、「こんな風にドラムで突破することってあるんだ」と衝撃を受け、「常識を壊すことを教えてもらった」と語った。

ここで茂木はザ・フーの『My Generation』をリクエスト。オンエアした。

■実際に会ったスティーヴ・ガッドの姿勢を見て…

高橋は「最高のドラマー」の2人目に「そりゃそうだって感じだけど」と前置きしつつスティーヴ・ガッドを挙げた。

高橋:もちろんプレーに関しては最高なんですけど、僕が特に考えさせられたのが、去年ドラムセミナーでガッドが来ていて、そのときに質問コーナーがあったんですよ。カジュアルな質問からテクニカルな質問までいろいろあったんですけれど、答えるまでにすごく考えるんですよ。

茂木:へえ。

高橋:これなら即答してもよさそうな答えでもめちゃくちゃ考えていて。それって訊いてくれた人に対してどういう言葉を選んで、どういう伝え方をしたらいいのかってことを考えてから言葉を発していると僕は感じたんです。それってスティーヴ・ガッドの音楽の向き合い方と繋がってくるなって思ったんですよ。(※中略)

高橋は、スティーヴ・ガッドと言えばこのフレーズという1曲、ボブ・ジェームスの『Heads』をセレクト。オンエアした。

■「ドラムも結局フレーズなんだって教わった」

続いて、茂木は2人目にニューオリンズのバンド・ミーターズのドラマー、ジョセフ“ジガブー”モデリステを紹介した。

茂木:キース・ムーンのときもそうだったんですけど、それ以上にドラムの常識を覆してくれたっていうか、ドラムで考えないほうが面白いなって教えてもらったというか。他の楽器がやっていることをもっと聴いたら、もっと面白いドラムのパターンとか考えられて、ドラムも結局フレーズなんだなということをジガブーからめちゃくちゃ教わった気がします。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)