ジブリパーク(愛知県長久手市)の新エリア「魔女の谷」が16日に開園する。五つ目のこのエリアのオープンで、全面開業となる。15日には、名古屋市出身でスタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんが現地を訪れ、同パークへの期待と展望を語った。

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 鈴木さんが魔女の谷エリアに足を踏み入れたのは初めてで、「生まれ育った所にこういう形で戻れて、良かった」と感慨深そうに語った。全面開業を迎えることには「建物は本物の木で、面白いものにするかは来園者にかかっている」と期待感を示した。

 また、鈴木さんは、宮崎駿監督が手がけ、のぞき込むと作品を立体的に楽しめるパノラマボックスを設置する構想があることを明らかにした。

 16日からは、宮崎監督の「君たちはどう生きるか」に関連するオブジェの展示も、園内の「ジブリの大倉庫」で始まる。この作品が第96回米アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞したことにも触れ、「まさか(一度)引退を発表してから取り組んで、アカデミー賞とは思わなかった」と驚きを隠さなかった。

 同パークは、日時指定の予約制。16日~5月6日の土日曜と休日は、日進市の愛知学院大と名古屋商科大、瀬戸市の県陶磁美術館に約1730台分の臨時駐車場を設け、それぞれから愛・地球博記念公園を結ぶ無料のシャトルバスを運行する。

Yahoo!Japan/読売新聞 3/16(土) 6:41配信
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