海外eスポーツチーム「100 Thieves(以下、100T)」は、『リーグ・オブ・レジェンド』の国際リーグにて、選手のひとりが「クロックス(crocs)」を履いていたことにより罰金5,000ドル(およそ74万円)を科されました。

その後、クロックス社はチームとスポンサー契約を締結。罰金を肩代わりするという思わぬ展開となっています。

◆クロックスが理由で科された罰金を肩代わり

アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動する100Tは、『リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)』をはじめ『VALORANT』や『コール オブ デューティ』(LA Thieves名義)で活動するeスポーツチームです。プロ活動の他にアパレル展開に注力し成功しているのが特徴的であり、2月には『ポケットモンスター』とコラボレーションしたアパレルも発売していました。

そんな100Tの『LoL』部門は、北米の地域リーグ「LCS(League Championship Series)」に出場中。トップレーナーのSniper選手は、Shopify Rebellionとの対戦にて、つま先のあいたクロックスを履いてステージでプレイ。これに対して主催するライアットゲームズはチームとSniper選手に対し5,000ドル(およそ74万円)の罰金を科しました。

これは「つま先及びかかとが覆われた靴」を着用せねばならないというルールに違反していたからとみられます(日本リーグでも同様のルールが定められている)。

「この靴を履いてプレイするためには5,000ドルかかる」と冗談めいた投稿も。
この次の試合で選手達は、かかととつま先が覆われたタイプのクロックスを履いて出場。その直後に100Tとクロックスのスポンサー契約が発表されました。クロックスはチームとSniper選手に科せられた罰金を肩代わりするとしています。

なお、100Tはリーグを2位で突破し、3月15日(現地時間)より行われるプレイオフに進出。世界大会(MSI)への出場枠をかけて戦います。

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