サンスポ 3/15(金) 7:30

宮城野親方
大相撲の元幕内北青鵬の暴力問題で、宮城野親方(元横綱白鵬)が師匠の立場を外された宮城野部屋の処遇を預かる伊勢ケ浜一門に対し、日本相撲協会の執行部が浅香山部屋への吸収合併を推したことが14日、分かった。

同一門には宮城野部屋以外に5部屋が所属。執行部は浅香山部屋の師匠の浅香山親方(元大関魁皇)と13日に協議した。関係者によると、宮城野親方と約20人の力士全員が浅香山部屋へ移ることを示したという。

同親方は1月、無投票だった協会役員候補選挙で理事候補に決まった。春場所後の評議員会の承認を経て就任し、伊勢ケ浜一門でただ一人の理事となる。

平成22年5月、暴力団関係者の観戦に関与した師匠の部屋が閉鎖された際、出羽海一門の当時理事だった北の湖親方(元横綱)が力士らを受け入れて合併。当該師匠は部屋付き親方となった例も参考にされたようだ。

宮城野部屋の4月以降の処遇を預かる伊勢ケ浜一門は当初、宮城野親方と力士を一門内の別々の部屋に転籍させる案を軸として執行部へ提出したが、差し戻された。執行部では師弟は慕い、慕われという関係を築くものとして分離を却下した。

浅香山親方はこの日、この案件については人さし指を口元に立てて無言を貫いた。一門の大島親方(元関脇旭天鵬)は「もう(一門で)集まることはないでしょう」と、事態は最終段階に入ったことを示唆した。

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