東スポWeb
3/10(日) 17:11

「ドラゴンボール」「ドクタースランプ」の単行本
「銀魂」などで知られる漫画家の空知英秋氏が10日、アニメ「銀魂」の公式アカウントを通して、先日亡くなった漫画家の鳥山明さんを追悼した。

 公式アカウントでは「このたびの鳥山明先生ご逝去の報に接しまして、心より哀悼の意を表します。以下、空知先生のコメントを掲載させて頂きます。アニメスタッフ一同も同様、鳥山先生のご冥福をお祈りしております」として空知氏のコメントを紹介した。

 空知氏は「ドラゴンボール、ドラゴンクエスト、クロノ・トリガー、僕が宿題を取りなげ、寝る間も惜しんで没頭した世界は、思えば全部島山先生のペンから生まれたものでした」と思い出の中に鳥山明さんの関わった作品があったと振り返り「そしてそのペンに憧れ、真似ようとするも全然うまくいかず、積もり積もった消しカスから生まれたネリケシ漫画家が僕です。鳥山先生、僕にたくさんの世界を、マンガの世界を教えてくれてありがとうございました」と自身の原点でもあったことを明かした。

 また「おかげで僕は鳥山先生、とよたろう先生以上に、ドラゴンボールで飯を食っているワケのわからない奴になりました」と空知氏の〝らしさ〟全開のコメントも。

 ただ、尊敬する鳥山さんの訃報には「この胸にぽっかり空いた穴は仙豆を食べても塞がる気がしません」と「ドラゴンボール」シリーズに登場するアイテムを用いても心の傷が癒えないと表現。

 それでも「先生が世界中にバラまいた元気玉の一つを心に携えて、これからも遥か高みにある、まるで悟空のような先生の颯爽とした背中を追い続け、消しカスにまみれていこう思います」と前を向き「鳥山先生、本当にありがとうございました。ずっと大好きです」と追悼した。

 この投稿は約1時間で5万いいねを突破するなど大きな反響が寄せられており、ファンからは「愛のこもったメッセージ」「全力のリスペクトと追悼を感じる」などといったコメントが続々と集まっている。

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