東北で被災した方々の経験は宝であるべき――福島を支援してきたCANDLE JUNEが見た能登半島地震 #知り続ける(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
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3/7(木) 15:00配信

撮影:稲垣謙一
2024年1月3日未明、CANDLE JUNEはバンに大量の支援物資を載せ、元日に発生した令和6年能登半島地震の被災地である能登町に到着した。2011年の東日本大震災以降、CANDLE JUNEが主宰する支援団体「LOVE FOR NIPPON」は、福島県を中心に支援活動を続けてきた。その彼の目に、能登の被災地はどう映ったのだろうか。そして、東日本大震災以降に支援活動を行ってきたCANDLE JUNEが語る提言とは。(撮影:稲垣謙一/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

被災地入りを非難する人がいたら、非難を受けるしかない

提供:LOVE FOR NIPPON

1月2日、CANDLE JUNEはバンに支援物資を載せ、途中でさらに物資を買い足しながら能登半島へ向かった。道路の陥没やひび割れ、土砂崩れや電線の落下など、安全面を確認しながら走り、いくつかの道路では断念して引き返し、LOVE FOR NIPPONのメンバーとつながりのある能登町に着いたのは1月3日の午前5時頃だった。すべての地域が停電しており、雨も降る寒い夜。まだ誰も支援者が入っておらず、役場と避難所に物資を下ろし、すぐにまた富山県まで買い出しに戻った。同日には富山県の仲間やLOVE FOR NIPPONの新潟理事も加わり、また能登町へ。切り餅を焼いたちょっとしたおせちと一緒に物資の提供をおこない、その後は輪島市など他の被災地域を巡った。

「輪島も能登町も小さい集落がたくさんあって、集落単位で避難している場所に物資を下ろして。ただ、感覚的には小さい集落のほうが食べ物はあったんです。コミュニティーが完成されている集落だから、みんなで持ち寄って炊き出ししている感じで、逆に町中の避難所のほうが何にもなくて」

震災発生当初、石川県からはボランティア活動を待ってほしいという呼びかけもあった。JUNEは、深夜に隆起した道路を走るというリスクを冒しつつ、道路の渋滞を避けて能登半島を北上した。

「非難する人がいたら、非難を受けるしかないなって。今までも多地域での同時災害の場合だけ初動で現地に入っていたんです。自衛隊とかの部隊が入ってから、ちょっと遅れたぐらいのところで僕らも入っていくという感じで。でも、能登にも輪島にも部隊が入ってなかったし、自衛隊が目立って見えてくるようになったのは4日とか5日とかで、初動が遅かったんです。自衛隊の炊き出しもそんなにすぐ始まらないですし、多地域で災害が起きているときは、すべてに行き渡らないですし」

避難所での朝ご飯は、せんべい1枚と飲み物だけということもあった。それは、前日にJUNEたちが渡した支援物資だった。いち早く能登の状況を目の当たりにしたJUNEは、国による新たな機関の必要性を再認識したという。

「災害が起きたときにトップでオーガナイズできるプロがいないことが、ずっと問題だと思っていて。警察、消防、行政、社協とか、さまざまあれど、国が平時から防災に関する新たな機関を立ち上げて、各地域に根づいた半民半官の防災のプロを置いて、有事の際はそのプロたちがトップ系統をつかさどって、本当に必要な支援や物資について横連携をするようにしてほしい。今回は水の備蓄が足りないと感じた地域もあるんです。各地域で毛布やマット、水の備蓄をしたり、常日頃から避難所をどう運営するかを考えたり、避難所までの動線のハザードマップを作ったりするほうが、ある意味で日本の防衛じゃないかなと思っていて。全国の各市町村にブロック長を置いて、防衛費から何パーセントか回したほうが、国民を危険から守るという軸でいえば、よっぽどリアルな防衛じゃないかなって思うんです。災害時に民間の支援団体に頼りすぎているところもあって、もし今、甚大な被害が出る災害が能登以外でも発生した場合、明らかに手が足りなくなる程度の団体数なんです。しかも寄付母体なども多く、これほど過酷で危険な仕事をさせ続けることが正解なのだろうかといつも感じています」

東北からの炊き出しチームが増えている

(略)

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