新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)が、IWGPジュニアヘビー級王者SHO(34)との王者対決(3月6日、東京・大田区総合体育館)に
事実上、ベルトをかける意向を明かした。試合はノンタイトル戦だが、SHOからは世界王座挑戦を要求されていた。「NEW JAPAN CUP(NJC)」(大田区で開幕)
覇者とのV2戦が発表された4月6日東京・両国国技館大会の行方は――。

内藤は24日札幌大会でSANADAの挑戦を退けV1に成功。26日は明けの会見があると思い込み予定を空けていたのだが、なぜか会見は行われず、しぶしぶ記者を
ファミレスに緊急招集した。

防衛祝いの焼きチーズミラノ風ドリアを注文した内藤は「恥をしのんでダイレクトリマッチを申し込んできただけあって、内藤に勝ちたい気持ちは伝わってきましたよ。
でも、それは実際にリング上で戦ったから分かったわけで。王座戦当日まで俺にもお客様にも伝わらなかったのは、もったいないと感じましたね」と総括。試合後は
SHOからIWGP世界王座挑戦を要求されたが、同戦は30分1本勝負のノンタイトル戦で行われることがこの日に発表された。

ベルトがかからないのは王者対決発表当初からの決定事項で、内藤も納得している。それでも「SHOが自分の口で言ったように、IWGP世界王座が欲しい気持ちが
あるんでしょ? 正式にはノンタイトルですけど、俺の中ではタイトルマッチのつもりですよ」と必勝を義務づける気持ちに変わりはない。

面倒なことを言わせたら内藤が日本一のように、理不尽なことを言わせたらSHO属する「ハウス・オブ・トーチャー」が日本一だ。この後の展開を先読みすると「どうせ俺が
逃げたとか腰抜けとか言うんでしょ? 彼らのことだから、負けてもベルトを盗んだりするんでしょ? そんな面倒なことになるくらいだったら、俺は自分からリスクを背負いますよ。
負けたら返上でもいいですよ」と決意を明かした。

両国大会でNJC覇者とのV2戦を行うことも発表済みだ。「ノンタイトル戦だから、SHOが勝っても新王者にはなれないわけで。でも、本当にベルトが欲しいんだったら、
俺が返上した後でNJC優勝者と第9代王者決定戦をやればいいんじゃない? その資格はあると思いますよ。もちろん俺に勝てたらの話だけどね」。予想されるSHOの
理不尽発言を先回りするかのように提案した。

珍しく、やたら気前のいい制御不能男は「実は臨時収入があってね。今日はおごらせてもらうよ」と胸を張ったが、ポケットから出てきたのは、札幌で仕入れたと見られる
大量のレインメーカードル…。使用できないことを伝えると「カネの雨はもうやんじゃったってこと? 仕方ない、車から財布取ってくるから待ってて」と駐車場へと向かったが、
もちろん戻ってくることはなく、テーブルの上には伝票だけが残された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/83df4cc5c3cb8234b45e8308a8b086f9e3ef07ef