小倉智昭氏、テレビの現状に「間がないよな。誰か発言してると、そこに割って入るってのが常識になってきた」

キャスターの小倉智昭氏(76)が22日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・午後5時)に生出演した。

この日の番組では、小倉氏が長年、キャスターを務めたフジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」をもじった「毒ダネ!」なるコーナーを展開した。

 「今のテレビには間(ま)がなくなった」と指摘した小倉氏。

 「この番組もそうじゃない。間がないよな」と話すと「誰か発言してると、すぐ、そこに割って入るってのが常識になってきたよね。司会者がそうだもんな」と続けた。

 「僕はそれが嫌だったんで、人の意見はなるべく最後まで聞こうと思ってたから、じっくり聞いてたんですよ。古市(憲寿氏)がわけの分からないことを言っても最後まで聞こうって」と続けると「最後までいかないで、ピュッと(マウントを)取ろうというコメンテーターとか、司会者までもそういう風になってしまって」と発言。

 「VTRもディレクターがダメだと思うよ。間で何を考えているのか、次に何を言おうと思うのかって、見ている人たちは身を乗り出して、なんと言うのかなって待ってるはずなのに、そこをVTRでつまむんだよね。間がないわけよ」とさらに指摘していた。
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