日本テレビ系「午前0時の森」(月・火曜、後11時59分)が19日深夜に生放送された。「奥深い現代音楽の世界を知ろうの森」と題して現代音楽を学ぶ回で、識者として作曲家の新垣隆氏(53)が出演。ネットが「あの新垣さんか!」とざわついた。

新垣氏は2014年2月、佐村河内(さむらごうち)守氏のゴーストライターを18年にもわたりしていたと告白。「両耳の聞こえない作曲家」として知られ、“現代のベートーベン”とも称された佐村河内氏が謝罪会見を行うなど大騒動に発展した。本職では現代音楽で映画やCMの楽曲製作も手がけ、18年からはロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音がプロデュースするバンド「ジェニーハイ」でキーボードを担当。教育者としても桐朋学園講師、大阪音楽大学客員教授などを務めている。

番組では新垣氏がピアノを演奏し、クラシック音楽と現代音楽の違いを実演。終盤には番組BGMを新垣氏が現代音楽にアレンジしピアノで演奏。MCの劇団ひとり、村上信五が生活用品を使って音を出して“共演”し、新垣氏は落ち着いた口調でニコリともせず「最高傑作です」と断言した。 

騒動から10年が経過しているが記憶している人も多いようで、X(旧ツイッター)には「新垣隆、久々に見た」「テレビに出てるのひさしぶりに見た気がする」「佐村河内は今何してんのかな?」などのコメントが書き込まれた。「解説分かりやすくて楽しい」「新垣さん面白いよなぁ」「現代音楽アレンジめっちゃ刺さった」などの意見も寄せられた。

スポーツ報知
2024年2月20日 6時30分
https://hochi.news/articles/20240220-OHT1T51004.html