人気声優の中村悠一が、多くの芸能人らを震え上がらせている「文春砲」を無効化したと話題になっている。「文春に狙われたら終わり」という雰囲気が広がっているが、中村に関してはファンもまったく動じず、影響ゼロだったようだ。

 中村については、9日付の「文春オンライン」(文藝春秋)が「《素敵な声で下ネタ連発、アバターの下半身を動かしたり…》『呪術廻戦』五条悟役の人気声優・中村悠一の“ちょっと卑猥なゲーム配信動画”が物議を醸している!」と題した記事を公開。

記事によると、中村は人気オンラインゲーム「ストリートグラフィティ ロールプレイ」(ストグラ)にハマっており、自身のYouTubeチャンネルで実況配信するだけでなく女性配信者のチャンネルにも登場し、自慢の低音ボイスで下ネタを連発。さらに、女性アバターの身体を指で触ったり、自身のアバターを密着させて下半身を動かしたりといった、セクハラ的言動を繰り返しているという。

 中村といえば、大ヒットアニメ『呪術廻戦』の五条悟役をはじめ、『マクロスF』の早乙女アルト役や『おそ松さん』の松野カラ松役、『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』のブローノ・ブチャラティ役など多数の当たり役を持つ売れっ子声優。声優界でも浪川大輔や鈴木達央、櫻井孝宏らが「文春砲」によって大きなダメージを受けており、中村も仕事への影響や深刻なファン離れなどが危惧されるかと思われた。

 実際に記事では10年来のファンが「正直ちょっとガッカリ」と失望している様子なども伝えられていたが、ネット上のファンの反応はまったく異なっていた。

SNS上では「中村悠一が下ネタ連発って通常運転すぎて驚きゼロ」「10年来のファンがガッカリって、今まで中村悠一の何を見てきたんだ」「いつもの中村悠一すぎて笑った」といった声が続出。中村の盟友であるフリーライターのマフィア梶田氏も、SNSで「ええい、なんというボヤけた記事だ。じれってぇぜ、中村悠一と数えきれないほどアツい夜を過ごしてきた俺に書かせろ!」とネタにする余裕を見せた。

 また、ネット上では「ストグラの世界観を知らずに記事にしているのでは」「すべて了解済みの参加者たちがアバターを演じているだけで、それを現実のセクハラと絡めるのはおかしい」といった指摘も。「ストグラ」はユーザーが仮想都市で実際に暮らしているかのように振る舞う「ロールプレイ」がテーマのゲームで、その中には犯罪者やギャング、闇医者などイリーガルな存在もいるが、当然ながらゲーム内で役柄どおりの言動をしたからといって問題視されることはない。

 この点については中村本人も言及しており、10日のライブ配信で「いろんなかたが『中村はいつもこんなじゃないか』とか、フォローじゃないフォローをしてくれてるのは見ましたけども、大事なことを言いたいんです。今回のことは『私』じゃないんです」として、ゲーム内のアバターによるものだと釈明。続けて「ゲーム内は配信者の方のみがいる専用のサーバーになっておりまして、お互いが本当に誰かわからない状態でいるってことは、ほぼないんですね。ここまで説明するのも本当に野暮なんですけど、たぶん雑誌社の方があんまりわかってなかった」と語った。

さらに、中村は「内部的な話でいうと『NGリスト』っていうのがありまして。それぞれ『何時以降はゲームできません』とか『こういうプレイは苦手です』とかありまして、その中に『下ネタが苦手です』とかもありまして。そういうのも考慮した上で、そこにいる人たちでライブのリアクション芸と言いますか、コントなんですよね、あれって」と話し、互いの了承の上で行なわれた「ロールプレイ」であることを強調。「お騒がせしたという点ではね、ほんとに申し訳ないというか、謝罪させていただきますけど」と一応は謝罪しつつ、ファンに「皆さんもフォローの方向性だけは間違えないように。『中村はこうだ』っていうのだけは、ほんとにやめてください」とジョーク交じりに呼びかけた。

 結果、中村に対する「文春砲」は不発に。ネット上では「影響力があるメディアなのに、ゲーム内容すら理解せずに記事にするのはどうなのか」などといった声が噴出し、逆に文春へ批判の矛先が向いている状況だ。

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