東スポWeb 2/16(金) 5:16

「セクシー田中さん」を放送していた日本テレビ
 日本テレビ系昨年10月期ドラマ「セクシー田中さん」をめぐる一連の問題で、同作の脚本を務めた脚本家の相沢友子氏(52)に注目が集まっている。相沢氏はSNS上でかねて「原作クラッシャー」と評されて疑問視されたが、フジテレビには重宝され、月9などで脚本を担当してきた。その背景にあったのが、フジ上層部との蜜月関係だった。

 相沢氏は「セクシー田中さん」の第1~8話の脚本を担当した。原作を描いた故芦原妃名子さんとは脚本をめぐり、見解の相違が明るみに出ている。8日にインスタグラムに芦原さんへの追悼と一連の問題に対する釈明の声明を発表。その後の動向は不明だ。

 相沢氏はもともと日テレではなく、フジのドラマで脚本を担当。2008年の「鹿男あをによし」(主演・玉木宏)、13年の月9「ビブリア古書堂の事件手帖」(同・剛力彩芽)、22年の月9「ミステリと言う勿れ」(同・菅田将暉)など小説や漫画を原作としたドラマの脚本だった。この3作では、キャラクターの性別やビジュアルが原作から変わったり、原作にない恋愛要素を入れたりしたことでSNS上で疑問視された。

 それでも相沢氏はフジに重宝されてきた。背景にあったのが、フジ上層部との蜜月関係だった。事情を知るフジ関係者の話。

「相沢さんはフジ上層部にかわいがられました。愛嬌があり、取り入るのがうまいです。脚本には俳優や女優のセリフだけでなく、カメラ映りなどをト書き(キャストの動作などの指示書き)として書き込み、それにより俳優や女優の魅力をより引き出した。これを目の当たりにした俳優や女優の所属事務所が大喜びし、『脚本は相沢さんで!』と指名してくるようになったんです」

 一方で、相沢氏はドラマの現場スタッフとは距離があった。

「現場からは『相沢さんがなかなかあいさつしてくれない』とこぼす者、上層部との蜜月関係に嫌気が差してドラマの現場から離れる者が出てきました」(前出関係者)

 フジのドラマで原作からの改変は大きな問題に発展しなかったが、「セクシー田中さん」は違った。芦原さんは原作漫画の第7巻(同年10月10日発売)に寄せたメッセージで「キャラやあらすじ等、原作から大きく逸れたと私が感じた箇所はしっかり修正させて頂いている」と明かしている。

「芦原さんは改変と戦ったんだと思っています。相沢さんはここまで抵抗されたのは初めてだったことでしょう」(同)

 日テレは15日、声明を発表。「ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置することにいたしました」と調査に着手するとした。

東スポWEB
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