佐々木麟太郎18歳のアメリカ行き「悲観する声」のナゾ… 
高卒→留学した元球児が証言する“アメリカで見た”日米ドラフト候補の決定的な違い
https://number.bunshun.jp/articles/-/859905?page=3


僕の同級生で、ドラフト24巡目で指名された選手がいたんです。
彼の学業成績は“オール5”。
その選手に『プロに行くことに抵抗がないの? 失敗したらどうするの?』
と聞いたんですが、『失敗しても、俺は勉強してきたから就職先はある。
医薬系のスクールに入りたい。もしプロがダメでも大学院に通って、
メディスンスクールに通うんだ』と言っていました。
これだけ心に余裕を持って野球ができたら、パフォーマンスも高くなるなと。
(中略)

そもそも、アメリカではスポーツ競技を続けることの考え方が日本とは異なるのだろう。
日本では一つのことに懸ける姿が美学のように思われるきらいがある。
だがそれは同時に、リスクでもある。
今回の佐々木の挑戦を単に「野球だけ」の視点で見た場合は「成功か失敗か」の議論にしかならないだろう。(中略)


2019年当時、アメリカに渡る菊池に、自身の挑戦について「怖さはないか」と聞いたことがある。
その際、菊池はニコッとした後、表情を引き締めてこう語った。
「今回の挑戦の先に成功は約束されていないかもしれません。
でも、成功はできなくても、成長することは約束されていると思っています」