総合格闘家の青木真也(40)が3日までに自身の「X」(旧ツイッター)を更新。プロボクサーの穴口一輝選手が亡くなったことを受けて格闘技競技の安全性の見直しを訴えた。

 穴口選手は12月26日に有明アリーナでボクシングの日本バンタム級王座に挑戦。試合後に右硬膜下血腫の緊急開頭手術を受けていたが、手術後も意識が戻らず、今月2日に息を引き取った。

 青木は、「ご冥福をお祈りします」と穴口選手を悼むと「安全管理を再検証して再発防止策を講じるのはもちろんのこと、格闘技競技がスポーツとして許されるのか否かの議論が一度あってもいいと思います」と提言。「ボクシングは死亡事故が起きるし、MMAとキックは減量で死亡事故が起きるし、格闘競技の安全性に対して議論があって然るべきだと思いますよ。お気持ち表明して済ませるから改善されない」と語った。
 
 また、26日の試合がJBCの年間表彰で世界戦以外での年間最高試合に選出されたことを踏まえ、「年間最高試合が死亡事故なのはその競技を疑わざるをえないと思うんですよね」とも話していた。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/290998