のめり込むようにして読んだ。つい先日、競馬小説シリーズの完結編を書き終えたばかりということもある。最終回では、引退競走馬についても少しだけ触れたので、感慨もひとしおだった。

 だが、そうした私情を抜きにして、引退競走馬の第2の馬生(ばせい)の可能性をつぶさに示唆する本書には、多くの読者を引き付ける絶大な力がある。

動物福祉(アニマルウェルフェア)という観点から競走馬について書かれた本を、私は今回初めて読んだ。

 競馬業界では毎年約7000頭のサラブレッドが生産され、約6000頭が引退するが、その多くは行方不明になるという。競走馬の行く末は厳しい。

 しかし、この長年の難問に、現在新たな流れが起きてきている。

本書の最大の魅力は、これまで紹介される機会の少なかった引退馬のリトレーニングに携わる人たちや、引退馬自身が資金を生み出すための仕組みを作ろうとする人たちの様々な工夫や奮闘を、4年間という歳月をかけて追いかけた丁寧なフィールドワークにある。

日本最大の競馬団体である日本中央競馬会(JRA)が、近年、引退馬の支援に本腰を入れていることもあり、かねてから地道な努力を重ねてきた人たちの支援活動に明るい光が差し始めたことを、本書は希望を以って描いている。

続きはYahooニュース 文春オンライン 2024/02/05 6:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a134d643c6e835e8a1be2a04069b25c0ded3ced

★1 2024/02/06(火) 08:51:40.23
※前スレ
【競馬】「毎年、約6000頭が引退」「多くは行方不明に…」引退競争馬たちの“セカンドキャリア”はどうなる? [おっさん友の会★]
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