0001湛然 ★
2024/02/06(火) 06:30:53.25ID:JgaFmtzs92/5(月) 9:06 日刊ゲンダイDIGITAL
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映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を歌った木村弓さん。ご主人の作曲家&ピアニストの中川俊郎さんと 日刊ゲンダイ
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木村弓さん (「千と千尋の神隠し」の主題歌を歌う)
【あの人は今こうしている】
◇ ◇ ◇
「崖の上のポニョ」を歌った大橋のぞみちゃんはいま何を?
先頃、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が米ゴールデングローブ賞(アニメ映画部門)を受賞したのに続いて映画賞の最高峰であるアカデミー賞(長編アニメ映画賞部門)にもノミネート。宮崎監督は2001年の「千と千尋の神隠し」でもアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しているが、同作の主題歌「いつも何度でも」を、竪琴を弾きながら、優しく澄んだ声で歌っていたのが木村弓さんだ。木村さん、今、どうしているのか。
木村さんに会ったのは、千葉県は流山市内の自宅。立派な2階建てで、新築のにおいがする。
「いえ、建ててからもう10年になります。流山は実家があった縁ですね。米国留学から20代で帰国してしばらくしたとき、ちょうど転勤族だった父について家族が流山に移ったので、私も帰国後はほとんど流山なんです」
木村さん、まずはこう言った。広々としたリビングにはグランドピアノが置かれ、木村さんの竪琴──ライアーが立てかけられている。木村さんの隣には、優しくほほ笑む夫が。現代音楽の作曲家でピアニストの中川俊郎さん(65)だ。
「彼とは、『千と千尋の神隠し』公開の翌年、伊藤園の飲料『充実野菜』のCM曲の制作が縁で知り合いました。2人とも子供みたいで、波長が合うんです(笑)。籍にはこだわらなかったのですが、不便もあるので14年に入籍しました。出会ったのが40代で、私は米国から帰国後に体調を崩し長く不調でしたので、子供は考えませんでした」
体調を崩したとは?
「医学的には、原因は不明なんです。ただ、体感としては、ある日突然、骨盤の位置がずれ、内臓が一気に下垂して、背骨が伸ばせなくなり、呼吸が深くできなくなりました。声域は3分の1になり、声量も落ちて。それ以前はずっと元気で、ポッチャリだったんですよ。なのに、帰国後、声楽家を目指して歌や演劇の勉強をしていたとき、ゼミで自分を追い込み過ぎたのがきっかけで体調不良に。断食で体重が落ち、筋肉が落ちたのも原因かなと思うんですけど」
体に良い、とされる健康食品やエクササイズ、瞑想法などさまざまなものを試してきたという。
「12年ほど前には、まったく食べられなくなってしまいました。ところが、それをきっかけに、それまで30年間、飲み続けていた薬を思い切ってやめてみたら、初めて体が回復に向かい始め、少〜しずつ良くなってきたんです! 今年は元の元気な体に戻るかな、というところまできたので、やっと伸び伸びと歌えそうで楽しみです」
発声や体調に支障を感じながらも、コンサートをコツコツ続けてきたのだ。
「ちょうど元気になりだした頃に始めた『オーケストラで聴くジブリ音楽』というコンサートは、今も続けています。N響団友オーケストラの演奏をバックに、『耳をすませば』で『カントリー・ロード』を歌った本名陽子さんらと一緒に。中国や台湾にも行きましたよ。ソロライブのときは、夫のピアノを頼りに。聴いてくださる方の生きる励ましに少しでもなれば、という気持ちで、いつも歌っています」
コロナでコンサートが減った時期には、長年、木村さんの活動を支えてくれた父親が94歳で逝去。木村さんは父親や認知症になった義母の世話に追われながら、流山市の新設校である市立おおぐろの森小学校、同中学校の校歌などの作曲も行った。
「『千と千尋の神隠し』がヒットしたときは、体調のこともあり、活発に活動できませんでしたが、長く苦しい不調の時期があったからこそ、人の痛みや弱さに共感でき、少しでもそれを声にのせることができるのではないか、と思います」
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