東京六大学リーグの早大にアスリート選抜で入学する安田虎汰郎投手(日大三)、高橋煌稀投手、尾形樹人捕手(仙台育英)、高橋海翔内野手(山梨学院)が3日、東京・西東京市の同校グラウンドで練習に合流した。

 昨夏の甲子園で、日大三のエースとして1、2回戦の16回3分の1を無失点という好投を見せ、チームの16強入りに貢献した安田は「楽しかったです。先輩方も優しかったですし、充実した初日でした」と笑顔を見せた。

 昭和の大投手に心酔する名球会マニアとしても話題になった安田。伝統ある「WASEDA」の一員になるにあたり、“らしさ全開”の抱負を述べた。「初代三冠王の中島治康さんが、早稲田の出身ですよね。そのような伝統をプレッシャーに感じる人もいると思いますが、自分は逆に喜びに変えたい。早稲田のユニホームに袖を通せることは、すごくうれしく思います」

 高校野球を引退してから肉体改造に取り組み、体重は5キロ増の81キロに。練習を見守った小宮山悟監督(58)は「上級生の中に入っても、一、二を争う体つき」と言って目を細めた。チェンジアップを巧みに操る右腕は「リーグ戦を優勝したい。そして、最優秀防御率のタイトルを取って、東京六大学の歴史に名前を刻みたいです」と力強く夢を語った。

https://hochi.news/articles/20240203-OHT1T51222.html
2024年2月3日 19時16分
スポーツ報知