日刊スポーツ
1/31(水) 20:22

小林よしのり氏
 漫画家の小林よしのり氏が31日までにブログを更新。昨年10月期放送の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家芦原妃名子さんが死去したことをめぐって問題となっている原作の改変について私見を述べた。

 小林氏は芦原さんの訃報を受け、「原作に忠実に脚本を書いてほしかったらしいが、よほど繊細な人だったのだろう」と言及。自身も原作者として、アニメ化もされたヒット作「おぼっちゃまくん」がインドでも放映されて人気を博しているが、「製作陣が、インド側も含めて、本気で『おぼっちゃまくん』を愛してるし、安心して任せておれる。プロットから脚本になるまでの過程をわしがチェックしているし、決定稿がやってきても、このままOKするのはマズいと思えば、わしが最終的にボツを出す権限もある」という。

 また、「ボツを出しても、めげずに脚本家は挑戦してくる。わしがシナリオに入れた赤字による感想や修正は、全員で共有して、読んでくれている」と熱意あふれるスタッフの様子を伝えるとともに、「そもそもわしは『おぼっちゃまくん』をわしの死後も創作できるようにしたくて、創作のコツを全部教えようとしてるから、普通の原作者と動機が違っている」と、自身の取り組む姿勢についてもつづった。

 ただ、独特な世界観を表現したギャグ漫画だけに、脚本のみでインド人スタッフらに創作のコツを100%伝授するのは困難だとしたが、「それでも創作能力は、脚本家や、インド側のアニメーターにだってあるのだから、全員の才能で補完してくれれば、全く新しい『おぼっちゃまくん』の創作も可能だろう」と持論を展開。「まずはインドの4億人の子供たちを楽しませる! こんなやりがいのある仕事はない。国家を超えたチームによる総力戦で挑む!」と意気込みをつづった。

https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/fe6d855457ba806df099e6e9a99c3e36736ad643&preview=auto

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