2024年1月27日 13:27
東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/290253?page=1
https://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/e/9/400w/img_e9295f279ea7210beb77092256dc481b103212.jpg

 元社員の女性に性的暴行で訴えられた世界最大のプロレス団体WWEのビンス・マクマホン氏(78)が26日、同団体を運営するTKOグループ・ホールディングスの代表取締役会長を辞任したことが分かった。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、WWEの元社員ジャネル・グラントさんは25日、マクマホン氏から繰り返し性被害を受けたとして、米コネチカット州の連邦地裁に提訴した。原告は、マクマホン氏が昇給を約束して誘惑し、性的に利用した後は複数の男性社員に自分を売り渡したと主張している。

 米ニュースサイト「TMZスポーツ」は、マクマホン氏は無実を訴えながらも、自身が数十年間にわたり築いてきたプロレス興行にとって、今辞任することが最善の策と決心したと伝えた。

 同氏は、「WWEユニバース、並外れたTKOビジネス、その取締役会メンバーと株主、パートナー、そしてWWEを今日の世界的リーダーに押し上げてくれた全ての従業員とスーパースターたちに敬意を表し、私は退任することに決めた」との声明を発表した。

 TKOグループ・ホールディングスは2023年にWWEを子会社化。マクマホン氏は共同創設者で代表取締役会長を務めてきた。WWEのニック・カーン会長は26日深夜、電子メールで社員にマクマホン氏の退任を伝えた。