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FAプロテクト騒動は「起きるべくして起きた」選手会森事務局長が指摘「こうなっちゃった以上、すぐに撤廃してほしい」


 NPBと選手会の事務折衝が23日、都内で行われ、人的補償撤廃について選手会の森事務局長が見解を示した。

 この日の事務折衝では議題に上らなかったが、ソフトバンクへFA移籍した山川穂高内野手に伴う人的補償で甲斐野央投手が西武へ移籍した際、その経緯を巡って騒動となっていた。

 森事務局長は「これは選手会は前から言ってますが、補償自体を撤廃して欲しい。起きるべくして起きた。プロテクトリストが当該球団しか分からない。もしかしたら以前にもそれに近いことがあったと思っちゃうなと」と指摘。

 その上で「やっぱりプロテクトについては当該球団だけでなく、NPBも見れたりとか、第3者も入れたりとか。違反したりした時の罰則もあった方がいいのかな」と語った。

 「やっぱり(プロテクトリストを知り得るのが)当該球団だけだと、違反があったのかどうか分からない。情報が漏れてしまったのもどうにかならないのかと」と森事務局長。2月のキャンプで当該選手も含め、過去にFAを行使した選手にも聞き取り調査を行っていく方針だ。

 「2月終わって、選手に聞いてからかな。いろいろやるのは」と明かし、「こうなっちゃった以上、すぐに撤廃して欲しいというのは個人的にはあります」と語った。

 今後は29日に選手会とNPBで保留制度について話し合われる予定で、そこで人的補償についても議題にあがる可能性がある。