社会学者・斎藤幸平氏 松本人志の問題は「個人のスキャンダルにとどめてはいけない」と主張 男性社会の「ホモソーシャル」を批判(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
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1/21(日) 17:03配信

 東京大学大学院准教授でマルキシストの斎藤幸平氏が21日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜、前9・54)にゲスト出演。ダウンタウン・松本人志が「週刊文春」の報道を受けて裁判に注力するため活動休止している問題に触れ、「松本さん個人のスキャンダルにとどめてしまってはいけない」と主張した。

 斎藤氏は一連の問題について意見を求められ、「やっぱり、松本さん個人のスキャンダルにとどめてしまってはいけない。これはもっと構造的な問題だと思うんですね」と発言。「『ホモソーシャル』っていう社会学の概念があるんですけど、要するに『男同士のつながり合いのための欲望』っていう意味なんです」と、男性社会の構造に根付いた問題意識を示した。

 さらに「今回タチが悪いのは、後輩の芸人の人たちを使って、共同のちょっと“悪い秘密”みたいなものを使って、自分たちのつながり合いを強めていくっていう、しかも、そのために女性を利用していくっていうのが、ホモソーシャルが悪いところなんですね」と分析。「こういう構造があって、それにメディアも含めて乗っかってきたことについて、私たちもまあしっかり反省していかなければいけないと思いました」と口にした。