【ドーハ(カタール)18日=ペン・星野浩司、カメラ・今成良輔】 サッカー日本代表はアジア杯1次リーグ第2戦・イラク戦(19日)に向けて練習を行い、冒頭約15分間が公開された。

MF久保建英(Rソシエダード)は初戦・ベトナム戦で3―2の後半39分に投入された直後、細かなタッチから絶妙なラストパスでFW上田綺世の得点をアシストした。
今大会初先発が期待されるイラク戦に向けて「出た試合で『やっぱり久保は活躍してるな』と、数字上でも試合を見た人も思ってもらえるような活躍をしたい」と力を込めた。

 カタールでのイラク戦。93年10月28日、94年米国W杯アジア最終予選で終了間の失点で2―2で引き分け、初出場を逃した「ドーハの悲劇」は今も日本サッカー史の悪夢として刻まれている。だが、2001年生まれの久保にとって当然、その記憶はなく、特別な思いは一切ない。

 「僕とは正直、無縁なので、特に感じることはない。気にしてない。僕らは明日勝てばいいと思う。グループリーグの1試合なので、そんな気におうことなくしっかり自分たちのサッカーをすれば勝てるチャンスは自然と広がってくる。あまり変にあおる必要もないし、勝てばいいだけなので、そっとしてほしいかなと思う」

日本が1次リーグで当たる3国で最もFIFAランクが高いイラク戦は、勝てば突破が決まる重要な一戦。周囲の注目度が高まる中、久保は平常心でイラク戦に臨む。

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