https://news.yahoo.co.jp/articles/c5d4457fd16849d4b090d360b6e857710ec92222

辛坊治郎氏「そんなものわかるのか」地震予測に疑問符 「日本全国この瞬間に震度7が来る心構えで対策を」

 キャスターの辛坊治郎氏(67)が11日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に出演。国の地震調査委員会の全国地震動予測地図について持論を展開した。

 「地震学者が莫大な補助金を得てつくっている地図があって」と切り出した辛坊氏。

 「地震の可能性が高いところから紫、赤とどんどん色が薄れていって黄色とか。黄色になってくるともう1万年に1回とかいう発生確率になっちゃうわけで。今後30年以内に震度6弱以上の地震がくる確率がどのくらいかって。そんなものわかるのかって話なんですが、日本の地震学者はそれが『わかる』って」と疑問を呈した。


 「この地図の掲載が始まってから発生確率が高いところで起きた地震ってのがほとんどなくて。東日本大震災しかり、熊本の地震しかり、新潟しかり、北海道の胆振しかり。今回の能登半島なんて典型的なんだけど。地震の地図で1万年くらい来ないよって言われているところに限って来ているのが現実」と指摘。

 「紫や赤で塗られているところに注意喚起をするための地図であって、色の薄いところに安心材料を与える地図ではない」と理解した上で、「能登半島に関しては2020年以降群発地震が起きていた。本来ならば相当警戒しないといけないんだけども、予測地図では能登半島の大半が0.1%~3%。まず俺が生きている間には起きないと思うよね」と地図を過信するリスクを語った。

 国民に対しては「日本に住んでいる限りはいつでもどこでも、この瞬間に震度7の地震が来るかもしれないという心構えで対策をしてください。災害備蓄してください。海沿いのみなさんはとにかく津波に注意してください。内陸の方は、まずは家がつぶれないということを第一に考えてください」と注意を呼び掛けた。