ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)が、元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(29=メキシコ)と5月に東京で対戦する交渉が進む中、海外ではモンスター苦戦≠フ予測が伝えられている。

 米専門サイト「boxing247.com」は悪童<lリと元WBC世界バンタム級王者・山中慎介の過去の因縁から、「井上にはサウスポーのネリに勝って、山中の雪辱を果たすチャンスがある」と前置きした上で「ネリは爆発的なパンチャーであり、井上は明らかにバンタム級、スーパーフライ級、ライトフライ級で戦っていたころのファイターではない。モンスター井上がそれらの階級で持っていたパワーは、スーパーバンタム級では同じではない」と指摘した。

 さらに、同記事は昨年12月26日に行われたマーロン・タパレス(フィリピン)との王座統一戦の試合内容から、「井上はマーロン・タパレスのヘビーショットを浴び、居心地の悪そうな表情を浮かべていた。井上はノニト・ドネアとの初戦以来、久しぶりに多くのショットを浴びた。ネリはタパレスよりパンチがうまいし、爆発力もある。彼はタパレスのように一発一発パンチを打つタイプのファイターなので、ダメージを与えられるだろう」と予測。モンスターにとって、ネリがタパレスを上回る難敵であることを強調した。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/288554