2023/12/29 07:03

 法で裁けない悪を闇で裁き、庶民の晴らせぬ恨みを晴らしてきた時代劇「必殺」シリーズ。2007年から主役を務めてきた東山紀之の最後の出演となる「スペシャルドラマ必殺仕事人」が29日、
テレビ朝日系で放送される。シリーズ開始から半世紀。今も地上波民放で新作が放送される希少な時代劇は岐路に立たされている。(文化部 若林圭輔)






29日放送「スペシャルドラマ必殺仕事人」

 今作は惨殺事件が続く江戸が舞台。渡辺小五郎(東山)ら仕事人たちは裏稼業で悪党たちを倒していく。メンバーの経師屋の涼次(松岡昌宏)は、
髪結い師の 棗なつめ (松下奈緒)と出会い、彼女の消すことのできない恨みを知る――という展開で「必殺」ならではのハードボイルドな世界観や映像美が堪能できる。

 東山は「仕事人は、やはり汚れ役なので、松下さんは覚悟をもって撮影に臨まれたと思います。僕はその思いも受け止めていきたい。
劇中でも小五郎が覚悟を試すことになります」などとコメントしているが、気になるのはシリーズの今後だ。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/tv/20231226-OYT1T50195/
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