J1に昇格した町田が豊富な資金力をバックに大型補強に乗り出すとして、各クラブが異常警戒している。

 町田は今季に青森山田高を率いていた黒田剛監督(52)を招聘。すると2位磐田に勝ち点12差をつけてJ2優勝を果たしたように、圧倒的な強さを見せた。J1クラブ関係者は「(町田社長の)藤田(晋)さんは、J1に昇格したら『お金を使う』と公言していた。来季にビッグネームが加わる可能性もあるんじゃない?」と大型補強するとみていた。

 藤田社長は、サイバーエージェントを率いる実業家でもあり、かつては来季からJ1に昇格する東京Vの経営にも携わるなど、サッカー通としても知られる。来季に向けてもベルギー1部シントトロイデンの元日本代表GKシュミット・ダニエル(31)やドイツ2部ハノーバーの同DF室屋成(29)を獲得するとささやかれている。

 J2で最優秀選手(MVP)&ベストイレブンに選出されたFWエリキ(29)についても「J2では反則級の選手」であり「(J1神戸所属だった元スペイン代表MFアンドレス)イニエスタがいなくなったことでJリーグの外国人選手でナンバーワンの高給取りだからね」と指摘されるように、すでに多くの資金を注ぎ込んでおり、初の大舞台に向けても大盤振る舞いするのは間違いなさそうだ。

 このため、来シーズンに台風の目になると注視されている。Jクラブ関係者は「町田は1部に上がっても、かなりやるんじゃないかと言われている。上位に食い込んでくるかも」という。来季はFC東京、東京Vの首都3クラブによるダービーマッチの行方も注目されている中、J1各クラブは町田の動向を気にしていた。

12/17(日) 7:16 東スポ
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