2023年12月5日 14時42分

 中日の柳裕也投手が5日、バンテリンD内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、今季の1億800万円から4000万円増の1億4800万円でサインした(金額は推定)。先月27日の最初の交渉では保留していたが「これだけ年俸も上げていただいて感謝しています」と笑顔。時折ジョークも交えて報道陣の笑いを誘うなど、スッキリした表情を見せた。以下は主な問答。

 ―球団からどんな話を。

 「代表(加藤宏幸球団代表)からは『中田が来るから来年は点取るぞ』と(笑い)」

 ―それを聞いた感想は。

 「誕生日が同じなのでうれしいです(笑い)」

 ―表情も明るい。

 「前回は(ムッとした)表情をつくってたんで(笑い)。これが普通かなと」

 ―今季を自己評価して。

 「9本ヒットを打てたことです(笑い)」

 ―宮崎での自主トレに仲地も参加。

 「仲地投手にはバッティング指導から始めようかなと(笑い)」

 柳は今季、ローテに定着した19年以降では最少の4勝で自身最多タイの11敗と黒星が先行した。しかし防御率はリーグ6位の2・44。前回交渉後の会見では保留した理由のひとつとして「下交渉がなかった。(加藤)代表に秋季キャンプ中から『一度どこかで話そうか』と話をもらっていたが、結局ないまま」と話していた。加藤代表が多忙を極めていたことが理由で、同代表は交渉時、柳に謝罪したことを明かしていた。

https://hochi.news/articles/20231205-OHT1T51085.html?page=1