タレントで元プロ野球選手の長嶋一茂(57)が1日、テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」にスタジオ出演し、楽天の安楽智大投手(27)が選手にハラスメントをしたことに言及した。

 楽天側は11月30日、報道が「ほぼ事実」だと認め、安楽投手と来季の契約を結ばないと発表した。会見ではハラスメントを見聞きした時に訴える相談窓口の設置などが十分でなかったとした。

 長嶋は「本当にとても残念だし恥ずかしい話だし、同時に憤りもふつふつと湧いてくる」と憤りをあらわに。楽天が「自由契約」という決断に至ったのは「正しかった」としつつ、ロッカールームなどでハラスメント被害が行われたことに「誰も気づかないで、誰も言わないのかというところも含めて、コーチ・監督の責任もある」と非難した。

 つづいて安楽投手について「1回ユニホーム脱がなきゃダメです。ユニホーム脱いで、ボール拾いとグラウンド整備からスタート」と提案し、「片目で野球をやっている選手たちをみて、野球をやれることの尊さだったり、ありがたみだったりを…そういうところからやらないとまた再発しちゃうんで、ゼロからスタートしてほしい」と呼びかけた。

 だがネット上ではこの提言に対して、「それも古い」「『巨人の星』の時代に逆戻り」「この『ペナルティを与える』て発想がパワハラの根源な気がする」「無意識下にそういった仕事を懲罰として捉えてる」「裏方は懲罰対象者のやる仕事みたいなふう」などと、過ちを犯した者に懲罰を与える考え方自体にも問題があるのではと、指摘したり疑問視する声も多数みられた。

12/1(金) 12:32 中日スポーツ
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