デビュー50周年を迎えた英ロックバンドのクイーンが、「クイーン+アダム・ランバート」として大みそかの第74回NHK紅白歌合戦(後7時20分)に特別企画で出場することが29日、分かった。同局が発表した。

 クイーンは「日本の皆さん、こんにちは。紅白で皆さんとご一緒できてうれしいです。日本の皆さんとはすばらしい関係を続けてきました。僕たちはずっと日本を愛していますし、大きな意味がある大切な場所です。大みそかに僕たちの曲を聴いて、楽しい時間を過ごして、友達や愛する人たちとのつながりを感じてほしいと思っています」とコメントした。

 同バンドは大の親日家と知られ、日本との縁も深く、1975年4月に初来日して以来、10回の来日公演を実現。CMソングやドラマ主題歌などにも起用され、ロックファン以外にも認知を広め、日本でも人気バンドになった。

 来年2月4日から「最後」とうわさされるバンド初の4大ドームツアー「THE RHAPSODY TOUR」(全5公演、観客動員20万人以上)が控える。来日公演は20年1月以来4年1か月ぶりで、札幌公演(札幌ドーム)は1982年以来42年ぶりとして話題を呼んでいる。

 ◆クイーン 1971年にフレディ・マーキュリー(ボーカル)、ブライアン・メイ(ギター)、ジョン・ディーコン(ベース)、ロジャー・テイラー(ドラム)で結成。73年アルバム「戦慄の王女」でデビュー。75年、代表曲「ボヘミアン・ラプソディ」を収録したアルバム「オペラ座の夜」が世界的ヒット。「伝説のチャンピオン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」などヒット曲を連発。91年11月にフレディが死去した後もポール・ロジャース、アダム・ランバートらをボーカルに迎え、活動を継続している。

報知新聞社
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