2023/11/25 18:32

将棋の50歳以上の棋士が「達人」の称号をかけて戦う「第1回達人戦立川立飛杯」の決勝が25日、東京都立川市の立川ステージガーデンで指され、先手の羽生善治九段(53)が丸山忠久九段(53)に139手で勝利し、初代達人に輝いた。

現職の日本将棋連盟会長だけに、表彰式では自らがプレゼンターと優勝棋士となる異例の事態。司会者から「プレゼンターの羽生会長、ご登壇ください」と促されると場内から笑いが起きた。

羽生九段は会長としてあいさつした後に優勝者として登場し、自ら賞状を読み上げて受け取るポーズを取る1人2役。
優勝者として「自分の名前を呼ぶのは面映ゆい。1つの結果を残せた。棋士として大きな目標でもあった。これを機に前進していければ」とあいさつし、喝さいを浴びた。

https://www.sanspo.com/article/20231125-E2EIQJHCVBEEFKLAGV5EJN2WMU/