ロシアサッカー連合(RFU)のアレクサンダー・デュコフ会長が、一度は消滅しかけたアジアサッカー連盟(AFC)への転籍を12月の実行委員会で決議する方針を明らかにした。

 ウクライナ侵攻により欧州サッカー連盟(UEFA)から国際大会への参加を禁止されているロシアは、中国や中東諸国など親露国が多いAFCへの転籍を画策。今年に入って議論は停滞していたが、にわかに転籍の機運が高まってきた。

 ロシア国営通信社「タス通信」はデュコフ会長の会見を詳報。「来年の試合に向けた作業が進行中だ。RFUのAFCへの移籍の可能性についてUEFAとの交渉が続いている。12月前半に実行委員会で議題に上がる選択肢があり、そこでアジアへの移籍の可能性について議論される。UEFAはわれわれの立場を把握している」と明言した。

 同メディアは「国内クラブや代表チームの公式大会への復帰に関してUEFAやその他の組織と意見交換するためのRFUの作業部会は、昨年12月から動いている」と指摘。UEFAは近々に何らかの方針を示すとみられ、その方向性次第でロシアのアジア転籍が一気に加速しそうだ。

 ロシアメディア「スポーツウィークエンド」も「RFUがアジアに拠点を移すという考えは依然として機運があることが判明した。12月の執行委員会で議論される予定だ」と強調。AFCへの転籍が実現すれば森保ジャパンと対戦する可能性もあるだけに、その動向から目が離せない。

11/23(木) 13:01 東スポ
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