TBS2023年11月14日(火) 09:06
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MLB機構は14日(日本時間)、全米野球記者協会(BBWAA)が選出する新人王を発表。ナショナル・リーグはダイヤモンドバックスのC.キャロル(23)が選出され、最終候補入りしていたメッツの千賀滉大(30)の受賞はならなかった。キャロルは150ポイントで満票の受賞、千賀は71ポイントで次点だった。アメリカン・リーグはオリオールズのG.ヘンダーソン(22)が満票で受賞した。

今季メッツに入団した千賀は、1年間ローテーションを守り切り、チームトップの12勝(7敗)。防御率2.98で202奪三振を記録し、野茂英雄、松坂大輔、ダルビッシュ有に続く、日本人投手4人目となるシーズン200奪三振を達成した。本拠地では、三振を奪うたびにスタンドにお化けがフォークを持ったイラストのボードが並ぶなど、代名詞の“お化けフォーク”はファンにも愛された。

新人王を獲得すれば1995年の野茂英雄(ドジャース)、2000年の佐々木主浩(マリナーズ)、2001年のイチロー(マリナーズ)、2018年の大谷翔平(エンゼルス)に次いで日本人史上5人目だったが、日本勢5年ぶりの快挙はならなかった。

ナ・リーグ新人王のキャロルは史上初めてルーキーとして20本塁打50盗塁を達成するなどチームのリーグ優勝に貢献。ア・リーグの新人王に輝いたヘンダーソンは、150試合に出場し打率.255、28本塁打、82打点、100得点を記録。新人で唯一シルバースラッガー賞(ユーティリティー部門)に選出された。