中日の大野雄大投手が9日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸3億円でサインした。

 今季は4月4日ヤクルト戦(バンテリン)で球団史上最速となる228試合での1500イニング到達を果たしたが、直後に左肘の違和感で離脱。そのまま左肘の遊離軟骨除去手術(通称・クリーニング手術)を受け、1軍では1試合の登板に止まった。

 リハビリは順調でシーズン終盤の2軍戦では2試合に登板。来年の開幕には間に合う予定で「僕自身はしっかりやるだけ。年間投げられることに関しては計算しやすい投手だと思う。ローテーションを守ることを目標にやりたい」と語った。

 また大黒柱としてチーム全体についても言及。38年ぶりの日本一を達成した阪神を引き合いに「選手の力の差もあるけど、いろんな差がある」と話し、「チームとしてガラッと変わらんと勝てない。選手が一番やらないといけないですけど、球団もそうですし、監督、コーチが変わらないと強くならないと思う」とチーム全体での意識改革を求めた。

 また20年オフに結んだ3年契約が成績次第で4年目に延長できるオプション付きのものであったことを明かした。来季まで中日との契約が残っており、来季が複数年契約最終年となる。(金額は推定)
中日スポーツ

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