中日の松山晋也投手が8日、ナゴヤ球場内で契約更改交渉に臨み、420万円(支配下選手登録以降)から1330万円アップの1750万円でサインした。316%、4倍以上の大幅増に「結構上がりました。満足感しかないです」と白い歯をこぼした。

 松山は八戸学院野辺地西高、八戸学院大を経て、昨年の育成ドラフト1位で中日入り。当初は支度金300万円、年俸300万円だった。約1年で5倍を超える額を手にしたが「両親にお年玉じゃないですけど、少し渡したいです」と、ニンマリ。現金にするかモノにするかを問われ「ニーズを聞いて。いらないものを渡されても…」と報道陣を笑わせた。

 今季、2軍でクローザーとして6月までに10セーブを挙げると、同月5日に支配下登録。そのまま1軍に定着し、8月以降は勝ちパターンのセットアッパーとして19試合連続無失点も記録した。2軍で23試合0勝1敗10セーブ、防御率2・95。1軍で36試合1勝1敗17ホールド、防御率1・27の素晴らしい成績を残した。

 来季の目標を「50試合登板、防御率0点台、160キロ計測」と掲げている育成の星。「いい場面で投げたい。目指すのはそこ(クローザー)しかない」と抑えの座をマルティネスと競い合うことを誓った。

 また、昨年育成ドラフト3位の樋口正修内野手も、今季の420万円から56万円増の476万円で契約を更改した。(金額は推定)
報知新聞社

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