日刊ゲンダイ 11/7(火) 9:06

(NPB Shop公式サイトから)https://i.imgur.com/EUV5g2Z.jpg

 59年ぶりの「関西対決」が行われた日本シリーズは、阪神の38年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。

灼熱「夏の甲子園」主催の高野連と朝日新聞社を直撃!球児の“命の危険”をどう受け止めている

「3月31日に(ペナントレースが)スタートして、オレ自身もまさかこの日がくるとは思ってなかった」(阪神・岡田彰布監督=65)

 複数の調査機関によると、熱狂的なファンを持つ阪神が日本シリーズに出場しただけで、その経済効果は1000億円超とされ、優勝したとことでさらなる"上乗せ"が期待できる。想像を絶するような巨額の大金が動くメガイベントとなった。

 そんな中、主催である日本野球機構(NPB)の販売する公式グッズがにわかに注目を集めている。

 話題の焦点になっているのは「SMBC 日本シリーズ2023 プロモデルキャップ」という帽子だ。阪神モデルとオリックスモデルの2種類が販売されていて、それぞれ1万8500円と、8930円。両グッズの間には約2倍もの金額差が付けられているからだ。ネット上ではこんな声が散見される。

《なんで阪神とオリでプロモデルキャップの値段に1万円も差があるんや》

《阪神のプロモデルキャップが倍額するのはなぜなんだし》

《NPB、虎キチ相手に商売する気マンマンじゃん》

《強気な値段設定でも、阪神ファンは買うと分かっているんだろうな》

阪神がミズノ、オリックスはNEW ERA
(NPB Shop公式サイトから)
 いったいなぜ、これほどの"価格格差"が起きているのか。NPBに尋ねると、理由は極めてシンプルなものだった。

「元々の球団のオーセンティックキャップの値段が異なります」(NPB担当者)

 阪神とオリックスがそれぞれ自前で販売しているプロモデルキャップは1万6500円~と、6930円。要するに、もともとの値段に、日本シリーズの際に側頭部に付けられたワッペンの値段分であろう2000円が上乗せされた価格というわけだ。

 ちなみに、製作メーカーは阪神がミズノ、オリックスはNEW ERAだった。メーカーが異なるのだから、販売値段に差があるのは当然といえる。

 このプロモデルキャップは受注生産のため、いずれも発送開始は2月中旬からとなる。手元に届く頃には、ファンの目はすでに来季を向いている気もするが……。

https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/8ee7ec0b7055e4376fa007461ad75e2113f8738e&preview=auto