FNN
2023年10月25日 水曜 午前11:35
https://www.fnn.jp/articles/-/605653

日本大学のアメフト部員による一連の薬物事件で、これまでの対応について日大側がまとめた内部資料をFNNが入手した。

一連の事件のきっかけとなった警視庁に寄せられたメールが「寮に大麻部屋がある」「3階の一室である」との内容だったことも新たにわかった。

日大の内部文書によると、一連の事件のきっかけとなった情報は2023年6月19日、警視庁に寄せられた匿名のメールで、「中野の寮に大麻部屋がある」「3階の一室である。数名が吸っている」「指導者も知っている」との内容だったことがわかった。

更に7月6日午前には、警視庁から「指導者にも知っている人がいるのではないかと考えており、部の関係者全ての人に聴取してほしい。途中経過を都度(連絡)してほしい」とあり、沢田副学長ら大学側に強い要請があったことが伺いしれる。

これを受け沢田副学長は6日に寮を訪れ、部員を食堂に集めて検査をし、夕方、大麻取締法違反などの罪で起訴されている北畠成文被告の持ち物から、大麻とみられる植物片を発見した。

その際「お菓子の缶を預かり、大学本部内の鍵のかかるロッカーにおいて保管」と内部文書に記載されていた。

翌7日、沢田副学長は酒井学長に「大麻かどうかわからないが、植物のカスのようなもの」が見つかったと報告したということだ。

沢田副学長は7月6日から、警視庁に植物片の発見を伝えた18日までの12日間に、のべ25人にヒアリングし、のべ26人の荷物検査を行っていた。