7月の記録的大雨で甚大な被害を受けた福岡県久留米市は16日、同市出身の歌手松田聖子さんの事務所「felicia club(フェリシアクラブ)」(東京)から義援金1000万円が贈られたと発表した。被災後、同市には企業や個人などから支援の申し出が相次いでおり、11日までの義援金や寄付の総額は1億2788万円に上っている。

 市によると、同事務所から9月25日と29日に各500万円が義援金の専用口座に振り込まれた。その後、事務所から市に問い合わせがあった際、松田さんが設立して社長を務めていることが分かったという。

 松田さんは「被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。私の大切な故郷、久留米の一日も早い復興をお祈りいたしております」とのメッセージを寄せた。

 同市に11日までに寄せられた義援金は、募金箱のほかに口座振り込み453件で計8502万円、ふるさと納税が634件1678万円、一般寄付が24件2608万円。義援金は年内には被災者への配分を始められる見込み。

 この日の定例記者会見で原口新五市長は「久留米出身の方、いろいろな分野で活躍されている方から義援金をいただき、心から感謝申し上げたい」と述べた。

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