テレビ静岡

2023年10月12日 木曜 午後8:00

温泉のイメージが強い静岡県熱海市で、新たな観光の目玉作りを目指し10月9日まで3日間にわたり開催された「熱海怪獣映画祭」について、
バービーさんと、このイベントにも参加した怪獣が大好きな笠井信輔さんとともにお伝えします。


◆きっかけは何気ない会話

国内でも有数の観光都市・静岡県熱海市。
この観光都市で怪獣映画祭が始まることになったのは、熱海市在住のクリエーターたちによる、お酒を飲みながらの何気ない会話がきっかけでした。

熱海怪獣映画祭・水野希世 代表:
「皆さんで楽しいことしませんか?」という話しをしていた時、そこにガメラ1・2・3の脚本の伊藤和典さんがいて「怪獣映画祭ってどう?
熱海は怪獣の聖地って知ってる?」という話しがきっかけで。熱海は温泉のイメージが強いけど、怪獣カルチャーを掘り起こしたい

熱海市は熱海城や熱海サンビーチなどが怪獣映画の舞台としてよく使われるため、怪獣映画ファンの間では「熱海を“怪獣の聖地”にしよう」という動きがあるそうです。

初回は5年前の2018年、開催資金はクラウドファンディングで集まった約120万円でした。
その資金では権利の関係で簡単に映画を借りることも難しく、上映できたのは当時のメンバーの1人が脚本を担当した「ガメラ2 レギオン襲来」だけでした。
それでも翌年の2回目以降は静岡県の文化プログラムにも採用され、協賛する企業も増加。イベントとのコラボメニューを開発する飲食店もお目見えするなど、年々規模が拡大しています。
とはいえ、イベントを支えるのは約60人のボランティアです。


◆「熱海怪獣映画祭」6回目の今年は10作品上映

6回目の2023年は、キングコングとゴジラが熱海城を挟んで対決する「キングコング対ゴジラ」など10本の怪獣映画やヒーロー映画が上映されました。
来場者:
こうやって皆で盛り上がるのは良いですね。掛け声ができるのはそうそうないものですから
来場者:
怪獣ってヒーローと違って良いところも悪いところも全部見せてくれる。海外とは違う日本の怪獣の魅力かなと思う
温泉が有名な熱海市ですが、実は怪獣に街を何度も破壊されています。
第6回となる2023年に上映されたのは10作品です。中には約100年前の無声映画もあります。
・キングコング対ゴジラ(1962年)
・ウルトラセブン(1967年)
・アイアンキング(1972年)
・IKE BOYS(2021年)
・怪獣ハンター必殺隊(2023年)
・ロストワールド(1925年・無声)
・帰ってきたウルトラマン(1971年)
・スーパーロボットレッドバロン(1973年)
・転生恐竜 オレティラ!(2023年)
・失われた夜に(2023年)



◆出演経験も 笠井さんが舞台裏を暴露
https://www.fnn.jp/articles/-/599877