井ノ原快彦「戦う」発言に《何と?》の総ツッコミ 「落ち着きましょうよ」称賛から風は真逆に

ジャニーズ事務所新会社の副社長とタレント、ジャニーズアイランド社長の「三足の草鞋」を履くことになった井
ノ原快彦(47)に、逆風が吹き始めている。

 10月2日の2度目の会見時、称賛された井ノ原の「落ち着きましょう」という発言と、怒号を上げる記者らしき人
物への制止も、“指名NG”記者リストの存在が報じられて以降、すっかり流れが変わってしまった。

 ジャニーズ事務所は10日、公式サイトで「NGリストの外部流出事案に関する事実調査について」を公開。NGリス
トは運営を取り仕切った「FTIコンサルティング」が独断で作成したものであり、同社からNGリストを提案された際、
井ノ原が「NGって何ですか、当てないとだめですよ」と返したことなどを再度改めて主張した。

 さらに今回の経緯を知っている井ノ原にとって、現状は納得のいくものではないようで、7日にジャニーズファン
クラブサイト『Johnny's web』内のブログで、ファンへの感謝とともに「嫌なことは嫌」「違うことは違う」
「はっきりさせたいことたくさんあります」「弱っている場合ではないので きちんと戦わなければいけないなそ
う思っています」と、その胸の内を記した。

 ところが、これは余計なことというか、逆効果だったようだ。

《戦うって表現は使わない方が良かったと思う。事実と異なる部分は尊厳として守るとか理解をして貰うとか言え
ば反感を買わないのに。タレントやアイドルとしてじゃなくて、会社の役員としてフラットに見たら対応としては
失敗だとは思う》

《そのように発言されるというのは、今の立場をわかっていないってことに繋がりかねない。今は反論や制止する
よりも、それに対してきちんと応えていくという姿勢の方が大事かと思うんですよね》

《気持ちは分からないではないけど、今それ言っちゃダメでしょ。加害者意識がないのね。あなた方はあくまで性
犯罪の加害者側の企業です。もう新たなエージェント会社もプロを入れて身を引かれた方が良いかと思います。井
ノ原さんはタレントに戻るのがよろしいかと思います》

 などと、ネットでは井ノ原の“戦う”という言葉に違和感を抱く声が続出している。

■加害企業側の責任者の一人であることを忘れた言葉

「今の井ノ原さんは、加害を行った企業の代表の一人であり、被害者の方々や、信頼を損なった世間に対しての禊
をしなくてはならない立場です。もちろん納得がいかないこともあるとは思いますが、『戦う』という言葉は、芸
能人が理不尽な誹謗中傷をされた時に出てくる言葉であり、その言葉を選ぶということは、やはり会社の社員や代
表という意識よりも、芸能人としての意識が根強いのだと感じざるを得ません」(芸能プロ関係者)

 すでに多くの指摘があるように、一般企業での社会経験がないタレントが、不祥事に大きく揺れる企業の立て直
しを行うのは至難の業だろう。

「井ノ原さんは『戦う』ではなく、たとえば『不信感を抱かせてしまっているかもしれませんが、きちんと違うこ
とは違うと証明できるように、がんばります』というような言い方でしたら、角が立たなかった思います。やはり
こういう言葉選び一つとっても、一般企業での社会経験がないことが露呈し、結果的に企業の信頼を落とすという
“負のループ”に陥っている印象です」(同)

「三足の草鞋」を履くのは、そうそう簡単なことではないようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c45ade411d3474f560651cfc4bcef5c54b5d1ac