社会学者の古市憲寿氏(38)が12日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。藤井聡太王将(21)=竜王、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が第71期王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢王座(31)を破り、棋界の全8冠を史上初めて独占したことについてコメントした。

 王座戦第5局は11日、京都市のウェスティン都ホテル京都で指され、後手の藤井が138手で勝利。角換わりから永瀬の研究手順を打ち破った。

 藤井は14歳の中学生でプロ入り。将棋界のタイトル独占は1996年に羽生善治九段(53)が7冠時代に達成して以来27年ぶり4人目。17年度に叡王戦が8冠目へ昇格してからは初めて。21歳2カ月での8冠は羽生の7冠達成時(25歳4カ月)より4歳以上も若い。さらに羽生がタイトル戦の敗北を何度か経験しながら樹立したのに対し、藤井は20年の初タイトルから失敗なく到達した。

 古市氏は「8冠で全然満足してない感じが凄いなと思うんですけど、コメントでも、さらに面白い将棋を指していきたいという、普通はそこ(8冠)をゴールにしちゃうところを、さらにその先の高みを目指しているのが凄い素敵だなって思いました。ホント漫画の主人公みたいですよね」と話した。

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