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西武・山川穂高が153日ぶり実戦復帰 1打数無安打2四球「凄く楽しかったし、緊張もした」


 みやざきフェニックス・リーグに参加している西武・山川穂高(31)が11日、巨人戦(南郷)で「4番三塁」で先発した。計3打席に立ち、1打数無安打2四球。6回に四球で出塁すると、代走が送られて交代。

 5月11日のロッテ戦以来153日ぶりとなる実戦を終え「すごく楽しくというか、いい緊張もしましたし、そこは久しぶりの感覚だったので」と率直な印象を語った。

 スタメン発表で「4番三塁・山川」がコールされると、場内は大きな拍手に包まれ、いざ打席に立てば、「アグーいけー」とエールが飛んだ。背中を押す声に「大変うれしく思いました」。プレーできる喜び、ファンの存在を肌で痛感していた。

 2回先頭の1打席目は巨人先発・直江の初球141キロを中飛。「ちょっとタイミングがずれた」としたが、高々上がった打球に「大事なのはストライクを自分のスイングがしっかりとできるか。そういう意味では初球の真ん中付近の球を打ち上げはしましたけどセンターにフライを打てたというのはそんなに悪くない」。久しぶりの打席で凡退もうなずきながら、振り返った。

 4回と6回は四球で出塁。守備では2020年の9月27日の楽天戦以来約3年ぶりとなる三塁に就き、2度の守備機会を確実にこなした。プロ通算で計11試合しか三塁での出場はないが、二回1死一塁では山瀬の三遊間のゴロを軽快にさばいて、三併殺を完成。

 それでも5回1死からは湯浅の打球をはじき(結果は遊ゴロ)「やっぱりノックの打球と実際の打球は全然違う。やっぱりプロの試合での打球は速いし、サードはどうしても捕って投げないといけないので。そこは、もっと練習していかないといけいない」守備の課題も明確にした。

 強制性交の疑いで書類送検され(後に不起訴処分)、無期限の公式戦出場停止処分を科されたが、同リーグは対象外となっている。