ジャニーズ事務所が2日に開いた記者会見で「指名NG記者」のリストがあったことが判明し、波紋が広がっている。ジャニーズ側は4日夜、リストについて「弊社は関与せず、見てもおりません」と釈明文を発表したが、その一部の文言が“改変”されたことが発覚。火に油をそそぐ結果となっている。

 ジャニーズ事務所は4日夜、「誰か特定の人を当てないでほしいなどという失礼なお願いはしておりません」と説明。リストは会見を委託したPR会社が独断で作成したものだと主張した。
 ジャニーズが当初発表した釈明文では、会見前々日の打ち合わせでPR会社が持参したメディアのリストに「NG」の文字があった。井ノ原快彦ジャニーズアイランド社長が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と言い、PR会社側は「では前半ではなく後半で当てるようにします」と答えた、となっていた。
 これにX(旧ツイッター)では「リストの存在を知り、内容を確認し、そして撤回させなかったということ」「結局リスト自体用いてるわけでしょ、だめでしょ」などとツッコミが殺到した。
 しかし、その後、文言が微妙に修正された。5日正午現在、公式サイトにある釈明文は「では前半ではなく後半で当てるようにします」の部分が「では当てるようにします」に書き換えられている。Xでは「都合が悪い部分を添削した疑い」「言い訳も偽造しているのか」「更なるモヤモヤが、、、」などの声が相次ぎ、ますます疑惑は深まっている。
 この件について、元放送作家でYouTuberの長谷川良品さんはXで「ちなみに私はPR会社のブレーンをしていたこともあり、記者会見等プレスイベントの演出もしてきましたがクライアントの意向を無視して勝手に、、などあり得ません。ま、当然ですよね」と指摘している。

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