全国高校サッカー選手権で準優勝した大津(おおづ)高校サッカー部で「いじめ」があり10月3日(火)夜、被害生徒が現在の心境を語りました。

一方で、サッカー部はコメントを出していません。

この問題は大津高校サッカー部に所属する高校3年生の男子生徒が去年1月、応援のため宿泊していた施設で「いじめ」を受けたものです。

被害を受けた生徒は複数の先輩や同級生から先輩にあだ名を付けたと疑われ、謝罪を強要された上、全裸で土下座をさせられその様子をスマートフォンで撮影されていました。

これを受け学校では10月3日(火)夜、保護者への説明が行われました。

大津高校 西野俊一郎 副校長「サッカー部の中で起こりました事案ですけれども、学校としてはその生徒たちの活動に制約をかける考えはない」

このように部活を継続するとの考えを強調しました。

この対応に被害を受けた生徒は…

被害を受けた生徒「実際のところ(同級生も)加担して写真もとっていますし、こういう事実があっても、そういう方向性でいくのであればやっぱりあきれてしまう」

また「いじめ」のきっかけとなったとされる先輩のあだ名について自身は「言っていない」とし当時の状況を話しました。

被害を受けた生徒「『いや言ってないんですけど』って言っても、『いいから土下座で謝って』ということで土下座しようとした時に『全裸になれ』ということで全裸で土下座する形になって」

その上で、サッカー部には活動を一旦停止し向き合ってほしいと訴えました。

一方で、サッカー部総監督の宇城市の平岡和徳(ひらおか かずのり)教育長はこれまでに取材に応じることはなくコメントも出していません。

熊本県教委は「重大事態」として調査を進める方針です。

10/4(水) 17:57配信 RKK熊本放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25accc931f642b7aaafbc9e34fdb4a1353fad2a