ジャニーズ性加害知っていた人の事務所経営は「非常に厳しい」 新浪剛史氏、経営体制チェックする考え

 経済同友会の新浪剛史代表幹事は29日、日本記者クラブ(東京都千代田区)での記者会見で、ジャニーズ事務所
のジャニー喜多川元社長の性加害問題に関する質問に「経営に(性加害を)知っていた方々がいると、被害を受け
た人の心境を考えると非常に厳しいと思う」と答え、東山紀之社長ら現経営陣が性加害を知っていた場合、経営に
携わることは不適格だとの認識を示した。

 新浪氏は「児童虐待は決して許されない。欧米のスタンダードだと、会社そのものが立ちゆかなくなる。(米紙
の)ニューヨーク・タイムズをはじめ『日本は変わった国だ』という反応で海外から理解されていない」と指摘。
自身が社長を務めるサントリーホールディングスなど、同事務所と契約を打ち切る企業が相次いでいることには
「契約の解除だけでなく、どうやれば契約を再開できるかを伝え、(同事務所の)経営をチェックする必要があ
る」と述べた。
 「被害者が満足する形で救済されたかが重要」と強調。謝罪や慰謝料の支払いなど被害者の救済が行われたか結
果を確認した上で、同事務所と改めて契約するかを判断すべきだとした。(望月衣塑子)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/280656

新浪氏の会見
https://www.youtube.com/watch?v=LiUDvwKfiZc