埼玉県屈指のスポーツ校として知られる昌平高校で不祥事が相次いでいる。
新たにサッカー部員の飲酒が明らかになった。

9月18日(月・祝)、レギュラー選手を含む3年生3人が大宮の居酒屋で飲酒後、警察に呼び止められたが、逃走を図っていたのだ。

昌平高校サッカー部の躍進は目覚ましく、近年は毎年プロを輩出している。
チームを率いる藤島崇之監督は「無名だった昌平高校を強豪校へと導いた名将」としてメディアに取り上げられることも多く、その指導を求めて全国からも選手が集まっている。
今回飲酒が明らかになった選手もプロを夢見て地元を旅立った有望株だった。

学校の顔でもあるサッカー部の不祥事を受け、校内は混乱状態に陥っているという

「9月20日(水)朝の職員朝礼で、生徒指導部長から経緯の説明と処分の発表があったそうです。当初、生徒指導部長は停学3日と発表しましたが、校長から『それでは軽いのではないか』との指摘があり、5日になったとのことです。
もっとも、これは茶番。事前に校長と生徒指導部長は打ち合わせをしており、批判の声をかわすために、こうした演出をしたようです」(昌平高校の関係者)

サッカー部は特別扱い

今回、飲酒した3人のうちの1人Bくんは過去にも飲酒していたため処分が停学7日になったという。

「8月下旬の夜、Bは地元の友人と大宮の居酒屋で食事した際にも飲酒したことが明らかになっています」(前出・サッカー部関係者)

運動部における未成年飲酒の不祥事は後を絶たないが、最近では厳しい処分が下されている。

今年7月、明治大学は、20歳未満を含む部員の飲酒が判明したとして、アメフト部に活動停止の処分を下した。

4月には慶応大学が、20歳未満の部員があったとして、アメフト部に対して無期限の活動停止処分を下し、飲酒した20歳未満の5人を含む24人を退部処分としている。

一方、昌平高校はサッカー部員の飲酒について発表しておらず、飲酒発覚後もサッカー部は活動を続け、9月23日(土)には等々力陸上競技場で行われた高円宮杯U-18サッカープレミアリーグEASTに参加している。

こうした大甘処分に対し、校内からは『サッカー部を特別扱いしすぎではないか』という声が出ているという。

「野球部員が校内で女子生徒と性行為をしてしまい、2人は退学になりました。またラグビー部の3年生が1年生に対し、寮の部屋にあった果物ナイフを肌に押しつけて脅したとして、やはり即座に退学処分となりました。

一方で、サッカー部員は停学5日。単純に比較するものではないかもしれませんが、選手権の県予選を控えているとはいえ、活動停止が妥当だと思います。

サッカー部の特別扱いに対し、不満を持つ職員は多い。しかし、校長や学校法人の事務局長として学校経営にも携わる藤島監督には意見できないのが実情です」(前出・関係者)

そうした中、サッカー部員の新たな飲酒が明らかになった。

「9月27日(水)、新たにサッカー部員2名の飲酒が報告されました。先に大宮の居酒屋での飲酒が判明した3名と一緒に飲んでいたものです。
学校側の説明は『チームメート3名が処分されたことにより、良心の呵責に耐えられず、自ら申し出てきた』というものでしたが、実際は警察からの情報で発覚に至った形です」(前出・サッカー部関係者)

全文はソースで
2023.09.29
https://gendai.media/articles/-/117045