読売新聞2023/09/28 20:13
https://www.yomiuri.co.jp/culture/music/20230928-OYT1T50246/

日本レコード協会は28日、人気楽曲の海賊版を聴けるように利用者を誘導する「リーチサイト」の運営者の情報開示請求を初めて行い、その結果、運営者によってサイトが閉鎖されたと発表した。

同協会が情報開示請求を行ったのは、Jポップ専門のリーチサイト「jpopmix.com」。サイトは2年以上にわたり、レコード会社から許諾を受けることなく、大量の楽曲をダウンロードできる状態にし、同協会の削除要求にも応じてこなかった。このため、同協会は米国の司法手続きを通して、8月下旬に氏名とIPアドレスの情報開示命令を得たという。

同協会は同サイトを含め、少なくとも12のリーチサイトの存在を確認しており、「今後も法的な対応を行っていく」としている。日本では、2020年の著作権法改正により、リーチサイトの設置などが違法化されている。